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「そう言えば、まーくんは?」
「アイツは今日は妹と弟を保育園に預けてから来るみたいだよ」
へぇ
昨日の・・・
「ただね?妹の方が仁王には懐いていてね」
そうなんだ?
またぐずってる可能性があると言って来た精市君
「また?7」
「あぁ。越智が来る前によく朝練に遅れて来てたことがあってな。
その度よく妹に泣きつかれて放してくれなかったと言っていてな。どうも、それは本当だったみたいでな」
「は?」
「俺の弟と同じ保育園なんだよ
仁王の所も」
そう言ってくれたブンちゃん
「なるほどね」
だから、か
「おはようさん」
そう言って来たまーくんは髪の毛が乱れまくっていて
「まただったのかい?」
「ほんと、じゃじゃ馬な妹じゃき」
髪の毛を直しながらそう言っているまーくんだけど、嬉しそうだ
「まんざらでもないくせに」
そう言った精市君の言葉に
「さて、どうかのぉ」
返事を濁してきたまーくん
「どうせ、誰も食べて来ていないのだろう?」
「は?」