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ある程度落ち着いてきたころ
「じゃー。小野さんと、仁王と柳、柳生も休憩に行ってね!」
そう言ってきてくれたクラスの子は
真田君を弦ちゃんと言った時に大爆笑をしていた子だ
「では、行くとしようか」
テニスコートに行くと、相変わらずすごい人で
「また、随分と」
「にぎわっとるのぉ」
そう言った柳生君とまーくんのそばには
丸井君の弟とまーくんの妹と弟が一緒にいて
「おー。わりぃな仁王」
「構わん。連れてくる場所も俺が来る場所も同じじゃ」
「にーちゃん!」
「おら。座って食え」
そう言ってコート内のベンチコートに座らせてた丸井君はお兄ちゃんの姿で
「そう言えば、皆お昼は?」
「あたしは作ってきてるから」
そう言ったあたしの言葉に
「明日の分の試食、皆にお願いしてもいいかなぁ」
「それもいいね」
そう言って来た幸村君と
弟の所から戻って来た丸井君
売りに出ているのはジャッカル君と赤也君だ
「じゃあ、そろそろ交代しようか」
交代になった準レギュラーの子と、部員数名。