4
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
授業が始まるチャイムを聞くと氷帝を思い出す。あの学園に味方と呼べる人たちなんていなかった。氷帝テニス部、キングである跡部君も付き人も何もしてこなかった。けどそれでもあたしの心をボロボロにするには持って来いだった。
たった1年お兄ちゃんが氷帝学園にいるというだけで
「U-17の合宿所で氷帝に会いたくなんてないのになぁ」
結局は会う羽目になってしまうんだろうけど
「好き…だったんだけどなぁ…忍足君」
「大家?」
「まーくん」
「なんじゃお前さんもサボりか」
「そんなとこ」
「ほーか」
さっきまで同じ教室にいたのに、あたしがあんなことを言っても何も聞いてこないのは毛利先輩がいるから?
「俺達はお前さんにはさっきの事何も聞かんよ。ただ幸村や真田は聞きたそうにしとったがの」
だろうね。あの2人はしつこそうだ
「まーくんはさ、信じてる人たちに信じてもらえないのってどう思う?」
「なんじゃそれは」
「ううん何でもない。忘れて」
「俺じゃったら、信じてもらうまで何度でも話すぜよ」
!?
「恐らく他の奴らも同じじゃ」
「そか」
あたしにはそれが出来なかった。ただそれだけの事なんだ