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海原祭当日。
朝からガヤガヤと賑わっている立海大付属。
同じ校舎内で中学、高校と一緒にするだけあって人がとても多い
「大丈夫・・・かなぁ?」
「何がだい?」
声の方を向くと、エプロンを付けている幸村君と丸井君、ジャッカル君に赤也君
「おはよう。今日は部活の方なんだ?」
「あぁ」
「大変だね?」
「そうでもないよ?寧ろ明日は
柳に丸井。毛利先輩と乃愛だろう?」
「まぁ・・・」
「そっちの方が大変だと俺は思うけど」
そう、かなぁ?
「真田に仁王、柳生にジャッカルは最終日だろう?」
「うん」
つまり、まーくんの燕尾服を見られるのは初日だけ
今日だけだということだ
「残念そうだね?乃愛」
「へ?そ、そんなことは」
ないと思うんだけど・・・
「そう言えば、サブちゃんは?」
「クラスの出し物の手伝いだって言ってたけど」
そうなんだ・・・?
家族は招待がなくても入れるというのは
身内には招待状を学校側で送ってくれるかららしい
で、修ちゃん以外に思い浮かばなかったあたしは
サブちゃんと相談して、17のメンバーを修ちゃんがピックアップしてくれて3人決め込んだ