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「じゃ、当日までに乃愛は
部活で出すものを考えておいてね」
そんなことを言って、再び
練習を再開したメンバーたち
あたしも再びノートを取ることに集中していて
さっきと同じメンバーだけど
「今度はダブルス・・・?」
「あぁ。立海の本来の練習はこっちだよ。
誰がどう組んでも、誰と組んでも
相手に悟らせないようにするには、こうやって
色んな人間とダブルスを組ませるのがいいんだ」
へぇ
「あれから氷帝とは」
「何も・・・」
「忍足とも、かい?」
侑君?
「何も」
「無いわけないだろう?
デートしたって聞いたよ?跡部から」
!?
何で、そんな事言うのかなぁ
「デート・・・だったのかなぁ?」
「え?」
「分かんない、んだよね
侑君には、好きだって言われてる。
その答えも返してきてる。
だけど、それが正しかったのかも分からない」
「ふーん」
面白くないとでもいうような返事をしてきた幸村君