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「取れているのは」
「仁王と毛利先輩、丸井と赤也。か」
「だが、細かく書かれているな」
「あぁ。その様だ」
あたしのノートを見てそう言った柳君と幸村君
「せやろうな。あの合宿所でその書き方を教えたんやし」
「「は!?」」
「あの合宿所で教わってた!?」
「せや。君島さんとあくとさんや」
「なるほど。道理で見やすくできているわけだ。
だから、あの合宿所でマネをしながら勉強を見て貰える。と言った所か」
「うん」
「そういや、あの合宿所で名前で先輩付きで呼んでいるのって」
「君島さんやろ。遠野さんは」
「もう名前呼びだよ?じゃないとおっかないもん。あの人」
「せやろうな。んー」
せやろうな。ってサブちゃんも他人事過ぎない?
「そういや、乃愛」
「んー?」
ニヤリと笑ったサブちゃんは
「海原祭、誰を呼ぶん?ツキさん以外で」
!?
え?呼んでいいの・・・?
「それ、知らんかったんかいな。
呼べるのは、家族以外では2人まで」
2人まで・・・かぁ