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「サブちゃんが、出てくれるなら・・・」
「うわ・・・っ」
最悪だ。そう言った顔をしている皆
「ふふ。構わないよ」
そう言ったのは幸村君で
「え・・・?」
「毛利先輩を捕まえて話をすればいいんだろう?」
そう言って来た幸村君。
恐らく話をするのは、部活のタイミングかも知れない
「で、毛利先輩にも出て貰えるように話してみるよ」
ゾクッ
怖いなぁー・・・
「まぁ、とりあえず考えておいてよ」
そう言った幸村君
「分かった」
その日のうちにサブちゃんには
出るという返事をもらってきてしまったらしいテニス部は翌日
あたしに言って来た。
これで逃げ場はなくなったということだ
「で?何を作ってくれるんだい?」
「じゃあ、当日までのお楽しみで」
「いいよ」
そう言って来た幸村君。
「じゃぁ、俺が出した宿題は出来たのかな」
「ゔ・・・」
「まさか、全く出来てないわけじゃないよね」
出来てません。とは言えない雰囲気で
「無理ぃ」
「ふふ。無理なわけないじゃないか」
「!?」
鬼~~!!
「まずは、俺と真田、柳の中に言われていたのは誰なのかな?」
「まず、真田はねぇだろぃ」
「また弦ちゃん言われるのが落ちゼヨ」
そう言った丸井君とまーくん
「だ、ダメだって!仁王それ言ったら笑っちまうだろうがよ」
そう言って噴出した丸井君
「うぅ・・・」