27
立海に戻ってきた翌日
海原祭に向けて本格的に始動していて
「小野さん!」
「??」
あたしの方に来た女の子
「え?」
「衣装の採寸したいから着て!」
そう言ってデカそうなメイド服を持ってこられた
「これ、着なくちゃ、ダメ・・・?」
「ダメ!小野さんには絶対に来てもらうんだから」
「!?」
最悪だぁ・・・
やっぱり氷帝にいれば良かった
空き教室で着替えた来たあたし
「何だろう?」
「うん。可愛いじゃねぇかよぃ」
「このクラスの花で間違いないでしょう」
「そうだな。しかし、服に着せられているというのも、こういうことを言うんじゃないか」
「うぅ・・・」
「恥ずかしい・・・」
何も反応を示してくれていないまーくんの
方を見ると、机に突っ伏していて
どうでもいいんだろうなー、なんて思っていたのに
「なーなー。仁王」
「何じゃ」
ムクっと顔を上げたまーくん
「あれ、見てみ?」