そんな中だった

ＰＩＰＩＰＩ

「ん？」

ＬＩＮＥのメッセージが来ていて
相手があの跡部だ。
何かと思えば

「氷帝の制服も可愛いじゃないか、乃愛」

「は？氷帝の制服？」

「あぁ。ほら」

と見せた乃愛の写真

「うわ、可愛い」

「というよりも、ブレザー制服が似合うな」

「ほんとだろぃ」

そんな話をしていて

「仁王君にこれを送ったらどんな反応をするでしょう」

「気が動転するんじゃね？」

「いや、それを待ち受けにしてずっと眺めて
部活や授業どころじゃないんだろうけど」

「「あり得るな（得ますね）」」

そう言い切った柳と柳生。
この2人の思考回路も似ているところがある

ピコン

「ん？」

メッセージを見て呆然とするしかなかった

「乃愛をマネージャーに戻しているらしい」

「おや」
「それはまた」

「仁王の奴が一番荒れるパターンだな」

「だな」

「ということは、和解が出来ているということか」

「そこら辺は分からないけど
乃愛が何も言ってこないところを見ると
そこら辺の心配はないんじゃないかい？」

「あぁ」

あとは、仁王次第ということだ。
それは氷帝で跡部が、俺たち次第だと言っていたと、乃愛から後で聞かされることになるとは思わなかった