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「でも・・・」

あたしは匿ってもらってるだけで
氷帝学園の生徒なわけじゃない

「まぁ、生徒会室にとりあえずは、行っていろ。
俺様の専用の部屋があるのは知っているんだろ」

「まぁ」

けーご君が自分専用に作ったと聞いたことはあった。実際に見たことはないけど

「そこで勉強でもしてろ」

「いいの?あたしが入っちゃっても」

「構わねぇよ」

そう言ってくれたけーご君

「せや、乃愛。宿題、出来たんか」

うぅ

「宿題、言わないで侑君」

「何の事だ」

「俺達が名前で立海が名字止まりやから
宿題を出しただけや」

「そういや、そうだったな」

「で?誰を言えるようになったん?」

生徒会室のドアを開けてくれたけーご君と
侑君と一緒に入った

「赤也君とじゃ、」

「じゃ?」

「ジャッカル、君」

「仁王の奴じゃねぇのか」

まーくん?
何で、まーくん?

「ま、ノルマは達成しとるようやし
ええんとちゃうか?跡部」

「そうだな」

どういうこと・・・?

「跡部は知っとるちゅーわけや」

知ってた、の?

「てっきり、仁王の方を先に呼ばせると思ったがな」

「何で?」
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