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跡部家の車に乗って戻ってきてしまった氷帝学園
「また、ここの校舎に入るとは思わなかったなぁ」
「「乃愛」」
「けーご君、侑君」
「お帰り」
「!?」
お帰り。なんて言われるとは思わなかった
「た、ただいま・・・」
「お前が仁王を好きになるとはだれも思わねぇだろ」
「うっ」
「とりあえず、好きなだけいるといいぜ
俺も忍足も立海に戻す気はねぇからな」
「え・・・?」
そんな事、言われると思わなかった
「ただし、氷帝男子テニス部の臨時マネをしてもらう」
やっぱり・・・
「お前が来れば、多少なりとはやる気が出るだろうからな」
「どういう・・・」
「あの2人は、もうテニス部にいないということだ」
!?
まだ、いるもんだと思ってた
「越智先輩に言われてるんよ」
「お兄ちゃんに?」
「監督はあくまで監督で
マネージャを決める権利は、部長の俺にあるってな」
「!?」
最近、いなかったのは、ここに来てくれていたの?
あたしの代わりに、皆を説得してくれてたの・・・?