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「きっと、跡部の事だからすぐに来るよ」
「うん」
けーご君だもん。すぐに来るよ
「乃愛」
「??」
「俺からの宿題だ」
幸村君からの宿題?
「言われた2人。ちゃんと名前で呼べるようにね」
!?
「む、無理ぃ~~」
「また、難題を」
「ふふ。跡部を名前で呼べているんだから
それくらい、まだいい方じゃないか」
「それもそうだが」
教室に戻ると、ちょうど先生が入ってきて
「おー。席に着けよ?お前ら」
「はい」
席に着くと
「俺の授業だが、今日は秋にある海原祭について決めて貰おうと思う」
海原祭・・・?
「文化祭の事だぜぃ?」
あぁ。文化祭かぁ
喫茶店に決まるのは早かった。
だけど、ただの喫茶店ではつまらないと
男子は執事、女子はメイドのコスプレをするらしい
「裏方がいいなぁ」
「ダメだろぃ。なぁ?」
そんなことを言った丸井君の言葉に
そうだそうだ。クラスの男子たちに言われてしまった
「お前はメイド、決定な」
「イーヤーダー」
「テニス部の皆は、執事で決定ね?」
そう言ってくれた、クラスの女子
「マジ・・・?」
「うん」