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「わりぃな。柳」
「柳、くん・・・」
「構わないが」
「乃愛が、そうやって体を預けられるのも
俺達氷帝じゃねぇ。もう、立海なんだな」
「・・・!!」
「安心しろ。誰もお前を責めやしねぇよ。
最初にお前を裏切ったのは、俺達だ。
もっと、こいつらを信じてやれ」
「うん・・・」
まーくんも、制服に着替えて来て、コートに戻って来たのを見ると
「じゃ、乃愛も連れて帰るぜよ」
あたしの手を引いて歩き出だしたまーくんたち
駅から神奈川に戻ってきて
立海に戻って来ると、普段と変わりのない練習をしている皆の姿
「やぁ、お帰り乃愛」
「た、ただいま・・・幸村君」