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「こっちが落ち着いたら、立海までまた行く」
!?
「せやから、乃愛は立海で、仁王や幸村たちと一緒におり」
「うん」
「頼んだで?仁王」
「分かっとる」
まー、くん
「仁王、乃愛を泣かせるなよ」
!?
「どういう」
「乃愛が立海で"誰よりも"早くお前の事を名前で呼ばせてるっつーのは、乃愛に警戒心がないということだ」
「嘘じゃろ?」
「嘘じゃねぇ。現に立海で名前を呼ばれてるのはそうそういねぇだろ」
そう言えば・・・
「しかし、幸村にも宿題を出されていたけどな」
「どういう意味じゃ」
「そのままだろ」
「ま、乃愛」
「侑君・・・」
本当は、このまま氷帝に居たいとも思っている自分がいる。
侑君がいてくれるこの氷帝学園に・・・
「迷っとるんか」
!?
「せやけど、言ったやろ?乃愛は
氷帝じゃなく、立海に居場所を見つけたんやろ」
「・・・!うん」
「なら、その居場所を大事にしたり」
「うん・・・」