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「そっか」

「で?乃愛は何で氷帝じゃなくて
青学にいるんだ」

「跡部からの頼まれものを持ってきてくれたんですよ。
で、少し青学(うち)のテニスでも見て貰おうと思って連れてきたら」

「無いことを言われて、怯えさせて、泣かせた。ということか」

「はい」

「お兄ちゃ・・・」

「大丈夫なのか」

「うん」

修ちゃんの顔と、お兄ちゃんに抱き着いていたせいか少しは落ち着いた

「不二君は悪くないから、テニス部の皆を追い詰めないで・・・っ」

「そうか。では、帰ろうか」

「でも・・・」

不二君の方を見ると、手を振ってくれていて

「ごめん、なさい」

「謝ることなんてしていないだろう?
大丈夫だよ。乃愛ちゃんが悪いわけじゃない。だから、乃愛ちゃんは謝らないで?
次に会った時、また笑顔の乃愛ちゃんを見せてくれたら僕たちは嬉しいからさ」

「不二くん・・・」

「今日はありがとう。跡部に伝言を頼むよ」

伝言・・・?
けーご君に?

「勿論、参加するとね」

「わ、かった」
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