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「D2。丸井・ジャッカル
D1柳・赤也
S3真田
S2仁王
S1俺が出る」

「本当に一昨年のまんま、出るんっすね」

「当り前だろう?」

「青学は恐らく、D2に大石、菊丸は確実だろう」

??

「訳が分からない。という顔をしていますね」

「へ?」

柳生君や、他のメンバーは分かっているようだけど

「大石と菊丸はダブルスでなら、全国区のレベルだ。青学の黄金ペアと呼ばれているくらいにな」

!?

「強いんだ?」

「あぁ。だが、丸井達には勝てていないな」

へぇ


オーダー表を書いていくと

「お前って、字」

字?

「綺麗だよなー」

そう言って来た丸井君の言葉に他のメンバーが
オーダー表を覗き込んでくる

「そうだな」

「真田や柳もきれいじゃないか」

「精市。お前だってそうだろう」

え?何?何の話なの?

「おーい。参謀。乃愛は分かっとらんぜよ」

「いや。こちらの話だ。乃愛の事ではない」

「明日。青学に話してこようか」

え?

「何だ。まだ話していなかったのか」

「あぁ。乃愛、一緒においで」

「はーい」
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