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「明後日、高架下のテニスコートに行くんっすけど、乃愛先輩も来ません!?」

高架・・・下、ねぇ

「乃愛がイヤって言う可能性は低いだろぃ?」

「何で」

「仁王も来るからだよぃ」

はい!?

「なんじゃ、驚きすぎじゃろ」

「いや、意外だったから」

「「意外?」」

うん。意外だよ

「何か、まーくんは、皆とあまり一緒にいないイメージがあるから」

「あぁ」

そう言うことっすか」

納得してしまったこの2人

「そんなことなか。意外と遊びに行くぜよ
俺の気が向いた時だけじゃが」

何だそりゃ

「んー。でも明後日、用事があるんだよね」

「は?」

「マジっすか!?」

「うん」

驚いている2人を他所に戻って来た幸村君たち

「まだいたのか」

「あぁ。明後日高架下でテニスしようと思って。仁王も来るから、乃愛も誘ったら、用事があるんだと」

「ほぉ」

「意外だな。仁王が行くとなれば、来ると思っていたが」

「残念。明日だったら行くって言ってたかもね」

「そうか」

じゃあね。と言って寮のある方へ向かうと

「乃愛」

「柳君?に幸村君?」

「あぁ」

「例の真田の呼び名だけど」

「うん?」

「アイツは苗字のままで行こうと思う」

真田君、でいいって事?

「分かった」

「なので、次の休み明けには、柳生の名前を練習することにした」

!?
また、随分と難しそうな人の名前を練習させる
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