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「魔王や、参謀が煩くなりそうじゃしのぉ」

そう言ったまーくんと一緒に立海の皆がいる場所へ戻って来た

「お帰り」

「遅かったな」

「確かに。時間がかかっていたようだが」

「氷帝の奴らに絡まれたんじゃ」

そう言ってくれたまーくんの言葉に
「そうか」
と納得してくれた幸村君と柳君

見ていない間に5ゲームも取っていた丸井君たち。とあれから1ゲームも取れていない向日君たち

「これは勝負あったね」

「あぁ」

そのまますべてのゲームを取った丸井君たち

「クソクソ!勝てねぇ!」

「そりゃ」
「そうだろぃ」

そう言っていたジャッカル君と丸井君

「お疲れ様」

「おうよ!」

ドリンクとジャージ、タオルを渡すと

「流石だろぃ」

「それに比べて」
氷帝の方を見た2人

タオルどころか、ジャージもグシャグシャなまま。
ドリンクも、出来上がっていないのか、粉っぽいのか、飲みにくそうにしている2人

「バカだろぃ。あいつらも」

「そう言うなよ。ブン太」
「いくら本当のこととはいえ
本人たちの目の前で言っちゃ」
「おしまいだな」

「続きましてD1を開始します。
氷帝学園宍戸亮・鳳長太郎ペア」

ここは無難なこのペアで来たということはダブルス2は最初から捨てに来ていたのかもしれない
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