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跡部君と侑君が部室に行ったあと
「まーくん」
「なんじゃ?」
「やっぱり・・・まだ、怖い」
氷帝の皆が。
この試合でどうにかなるわけじゃないんだろうけど
「いつか・・・みんなが
どっか行っちゃうような気がして」
「乃愛。いつか。の話なんて
俺達は聞かんぜよ。
それに、大丈夫じゃ」
「え?」
何が、大丈夫だというの?
「大丈夫じゃ。あいつ等もおるじゃろ
お前さんの味方がいないなんて考えるんじゃなか」
そう言ってくれたまーくん
「あ・・・」
「お前さんが信じてやらねば、アイツらが傷つくぜよ」
「うん。ありがとう」
「ええよ」