15


「そ、それは」

「その点、乃愛は既にスコア表も
ドリンクも作ってあるんだろ?」

「まぁ」

「すっげぇ細かいの作ってたじゃないっすか!」

それを今、言わなくてもよくないかい?

「へぇ」

「それはぜひ。見てみたいものだな」

そう言った幸村君と柳君

「これだよ?」

ノートに書いたスコア表
それをそのまま見せたあたしに


「これは」

「見やすいかもしれんな。
しかも、対戦している相手までしっかりと記載している。見事なものだ」

そう言ってくれた柳君

「ありがとう?」

「では、アドバイスとして1つ。
オーダー表を書き込める場所があるといいぞ」

そう言ってくれた柳君。

「そっか。ありがとう」

「いや」

あーでもないこーでもないと話している氷帝部員

「精市」

「あぁ。
跡部。部室を使って構わないから
オーダー表を作ったらどうだい?
忍足あたりと作るんだろう?」

「あぁ」

「こっちのオーダーは出来てるんだ?」

「あぁ。もう出来上がっているよ」
12/13ページ
スキ