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「そ、それは」
「その点、乃愛は既にスコア表も
ドリンクも作ってあるんだろ?」
「まぁ」
「すっげぇ細かいの作ってたじゃないっすか!」
それを今、言わなくてもよくないかい?
「へぇ」
「それはぜひ。見てみたいものだな」
そう言った幸村君と柳君
「これだよ?」
ノートに書いたスコア表
それをそのまま見せたあたしに
「これは」
「見やすいかもしれんな。
しかも、対戦している相手までしっかりと記載している。見事なものだ」
そう言ってくれた柳君
「ありがとう?」
「では、アドバイスとして1つ。
オーダー表を書き込める場所があるといいぞ」
そう言ってくれた柳君。
「そっか。ありがとう」
「いや」
あーでもないこーでもないと話している氷帝部員
「精市」
「あぁ。
跡部。部室を使って構わないから
オーダー表を作ったらどうだい?
忍足あたりと作るんだろう?」
「あぁ」
「こっちのオーダーは出来てるんだ?」
「あぁ。もう出来上がっているよ」