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「乃愛」

「げんちゃん・・・」

そう言ったあたしの言葉に噴出した氷帝部員と赤也君

「さ、真田副ぶちょー弦ちゃんって・・・よばれてるん・・・すか?」

「なわけないだろう?」

「練習中だよ。真田の事を名前で言えるように」

「へ!?」

そう言った氷帝の向日君

「忍足は、随分と難しい宿題を彼女に出したんでね。
言いにくそうなヤツをピックアップしているんだ」

本当は、侑君のノルマなんてとうに達成しているんだけど

「なら。俺達も名前で呼んでみろよ?なぁ」

そう言って来た向日君

「い、いや」

まーくんの背中に隠れてしまったあたしに驚いているのは氷帝部員と榊監督だけ

「p-。そうじゃのぉ。
は練習中だしのぉ」

そう言ってくれたまーくん

「おやおや」

「それを言っちゃ、詰まらねーだろぃ。仁王」

そう言ってくれる柳生君と丸井君

「そうじゃの。また、知恵熱が出ても大変じゃ」

「知恵熱・・・?」

「あぁ」
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