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「大丈夫なのかい?」
「うん。大丈夫。当日はマネージャー業務で大丈夫?」
「あぁ。大丈夫だよ」
そう言ってくれた幸村君。
立海のテニスコートも活気づいてきて
「集合!」
と言った幸村君の言葉に
レギュラー陣を含めた部員全員が集まってきて部員の前には幸村君と柳君で
「今週の土曜日に氷帝学園との練習試合の運びとなった」
知っていたメンバーは何も言わないけど
「おいおい」
「マジかよ」
「本気か。幸村」
「あぁ」
そう言った幸村君に何も言えなかったのは
もう決まったことで
今更、変更が出来ない事。氷帝は監督もこの事は知らないということ。
「それと、当日は彼女は立海テニス部のマネとして動いてもらう」
その言葉に
「大丈夫かよぃ?」
「どこでやるんだ」
「氷帝だ」
そう言った柳君の言葉に、皆がラケットを下に落としてしまっていた
「それこそ、アイツらの思うつぼじゃねぇかよぃ!」
「そうですね。いくら彼女が氷帝で
知っているからと言って、何も」
「だからだよ」
そう言った幸村君