11
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「着いたで」
「ありがとうございます」
立海の前で降ろしてくれたバス
「幸村、明日6時にはここにいて欲しい」
「6時、ですか」
「あぁ」
随分と早い
「遅いと乃愛にバスに乗られてしまう可能性があるのでな」
え?それって一体
「じゃあな。ゆっくり休め」
未だ仁王の腕で眠っている彼女は寮を使用している
「そろそろ起こしてあげようか」
「そうじゃの」
夢姫の名前を何度も呼んでも起きる気配がない
「無理やで。寝入ってる彼女に声なんか届かへん」
「!?」
「ふふふ」
「ゆ、幸村。怖いぜよ」
「怖くなんてないよ?」
仁王が彼女に変な事さえしなければの話だけどね
「何もせんよ」
何も、ねぇ
「参謀、夢姫の部屋の番号は」
「2104号室だ」
「さよか」
仁王はそのまま夢姫を抱えたまま寮のある方へと向かって行った
「幸村」
「いいんだよ。夢姫が仁王を必要としているならそれで。俺達が彼女を裏切らなければいいだけの話だろう?」
「そうだな」
「丸井?」
「何でもねぇ。でも夢姫が傷つきそうな気がするんだよぃ」
「!?」
丸井のこういった予想は意外と当たる。それが遅かれ早かれ、いつかはと言った所だろう
幸村sideEnd