10
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
くるみside
バスの中に入ると、窓側の席でカーテンを閉めてジャージの上着を掛けなおして眠りについた月渚
「全く…」
幸村君に本当は会いたくて寂しくて仕方がないくせに。
「せーちゃん…」
「その呼び方も変えていないのね」
月渚にブランケットを掛けると一度バスの外へ降りる
「どうだ」
「寝てるわ」
寂しくない方が可笑しいのよ。幸村君が好きで立海に行ってやっと付き合えたって言うのに、ずっといた立海のマネに押されたことをいっても信じてもらえなくて出てきたんだもの
徐々に集まり出してきたテニス部のメンバー。中学生組には昨日参加の話をした。なので、当然来ているメンバー
「あれ?例の立海の…」
「静かにね。寝ているから」
「なるほど」
「くるみ」
「うん?」
「彼女の隣は僕でもいいかな」
そう言って来た不二君。彼は彼なりに月渚が心配なのかもしれない
「分かった」
「助かるよ」
バスに乗り込むと、ブランケットにくるまって寝ている姿は小さな子供みたいだ
「随分と寝ているな」
「仕方がないわ。ここ最近ちゃんと寝ていないんだもの」
「何?」
皆が座ったのを確認すると、走り出したバス。
「そう言えば、場所ってどこなの?」
「あぁ」