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結局、神奈川まで付いて来てもらって立海のジャージ(テニス部の物とは違う)と部屋着。動きやすい服を少し詰めて部屋を出ようとしたときだった
「嘘つき!」
!?
くるみ?
下に降りると、せーちゃんと[#dc=くるみ#]がせーちゃんに何かを言っているようで
「それは…っ!」
「同じことよ!月渚を泣かせるって言うのは、そう言うことよ!
私はあの子が幸せでうれし泣きをするのなら、幸村君でも立海の人たちでも何も言わなかったわ。だけどそうじゃない!あの子は幸村君に信じて欲しかったのに、信じてもらうどころか幸村君に嘘つき扱いされて泣かされて私の所まで来た!いい?それが現実よ!
中学の時見たくなったら、嫌でもアンタと月渚を引きはがすからね!」
「なら、月渚も黒崎も早乙女が嘘をついているというのかい?」
「だってそうでしょ!?立海にいる柳君や仁王君の前で月渚がその女に押されたって言うのに、あんたはそれすら信じないで、その女を信じたんだから」
「…っ」
「そんな女がいいならずっとその女と一緒にいればいいじゃない!
中学からの知り合いだっていうし、信頼だって何だって培ってきたんでしょ?あの柳君や仁王君が見ている中でやったらしいものね。
私だったらすぐに別れさせるわ!あんたみたいな男。むしろ学校が違うから何?青学にも手塚君や大石君みたいにいい男はいるもの」
そう言った瞬間、目つきが変わったせーちゃん
「そんな事、俺が許すはずがないだろう?」
「何を!」
「俺以外の男と月渚が付き合う?冗談じゃない。確かに中学を離れたのは失敗だったかもしれない。だけどそれを理由にするつもりはない。
早乙女の事も俺はまだ、信じがたい」
カタンと玄関の方に行くと
「せーちゃん。あたしはね何を言われても、何をされても文句は言わないよ。中学の3年間は別々だったし、中学での出来事なんて言いたくもないし本当は話すつもりは無いし思いだしたくもないの。せーちゃんは早乙女さんとの培った時間があるかもしれない。でもその時間の分だけあたしはあたしとくるみと同じだけの時間があるの」
「なら…」
「でも、でもね?それでも。"付き合っている"っていうのならあたしの事を信じて、対策をして欲しかった。だけどせーちゃんは違った。あたしが押されたって言った時、言って良い嘘と言ってはいけない嘘があるってあたしに言った。最初からあたしの事なんて信じてない証拠だよ」
「!?」