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夢小説設定
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不二side
洗濯物を洗いに行った日暮さんにしては、随分と遅い。
「手塚」
「どうした」
「日暮さん遅くないかい?」
「あぁ確かに。いつもなら洗濯をしてここで畳んでいるからな」
「だよね」
それにしては遅い。遅すぎる
「僕、ちょっと見てくるとするよ」
「あぁ」
部室の方に行くと
「いやあああ」
!?
日暮さんの悲鳴が聞こえてしまった。ということは誰かがいるのだろうか?
よく見ると立海の制服であること。男の方は見覚えがある
「幸村」
「不二かい?月渚は返してもらうよ」
ガタガタと震えている彼女を見捨てる事は出来ない
「その割には嬉しそうじゃないよね?彼女。むしろ震えあがっているじゃないか」
「ふ、不二君っ」
「!?」
「幸村。一度彼女から手を放そうか」
思いっきり握っていたのだろう。彼女の手首には幸村の手の後がはっきりと残っていて
すぐに僕の後ろに隠れるくらいには恐怖を抱いていたのだろう
「で?なんで日暮さんがここにいるのを知っているんだい?」
「真田だよ。朝来たんじゃないのかい?」
「あぁ来ていたね。朝から彼女を震えさせるくらいには恐怖を与えているように思えたけど」
「何?」
「悪いけど、夏休み期間中は青学で預かる話になっているよ」
「!?」