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夢小説設定
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部室で手塚君と一緒に話すことなんてないと思ってた
「幸村が、使い物にならない状態らしい」
「使い物にならない?せーちゃんが?」
「あぁ。そこで幸村にテレビ電話で、顔だけでも見せたいというのが、真田と柳の話だ」
画面越しにも会いたくない。本当は
「それって本当にやらなくちゃ、ダメ?」
「ダメではないが、八つ当たりをしているそうだ。テニスで」
やっぱり八つ当たりしてるんだ?
分かる人と分からない人がいる。せーちゃんの八つ当たりのテニス
「誰の電話につなげるの?」
「当然、お前のスマホから幸村の方につなぐ」
「…」
あたしのスマホから…下手したら、どこにいるか分かってしまう
「手塚君」
「何だ」
「あたしでも入れる教室ってあるかな?」
「どういう」
「部室だと青学だと分かってしまう確率87%」
「では、図書室を使うといい」
図書室?
「そこであれば誰でも利用可能だ」
そうなんだ
「借りてきてもいい?」
「あぁ。乾、ついて行ってやれ」
「構わない」
午前中は基礎練習を行うらしい青学メンバー
室内に入ると、乾君と一緒だからだろうか。兄妹に間違われてしまってそのまま入ることが出来た
「ここだよ」
自分のスマホを持つ手が震えている。こんなにも震えてるのは初めてかもしれない
「大丈夫か?」
「あ、うん」