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あの見に来て欲しいと言われて数か月。
立海のテニス部には1度も顔を出していない
「日暮じゃん」
「ほんとじゃ」
丸井君に仁王君もテニス部だと知ったのはつい最近だ
クンクンと鼻を鳴らしている赤い髪の丸井君は
「へぇ、お前お菓子作るんだ?幸村君に?」
甘いものに目がないらしい
「せーちゃんに?作らないよ?」
だって、せーちゃんはあまり甘いものを好まないから
「へぇ」
「じゃあ、誰に上げるんだよぃ」
「ふふ。内緒」
「ちぇ」
「幸村の練習見に来んのか。お前さん」
「行かないよ?そのセリフ毎日聞いてるんだけど、どうしてあたしを誘うの?」
「そりゃあ」
「日暮が来れば、精市の練習にも力が入るからだ」
「参謀じゃ」
「柳君?」
「いい加減、見に行ってやればいいものを」
「だから」
「行かないとお前は言う」
「分かってるなら聞かないで」
そんな話をしているとあたしのスマホが鳴った。カバー越しに電話の相手を確認すると
「悪いけど、立海のテニス部は応援しないよ」
「は!?」
カバンを持って校門を出ると待ち構えていたくるみの姿