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シングルス2もあっという間というかすぐに終わってしまった
まさかの6-4という形で仁王君が負けてしまった
「さて、行って来ようかな」
あたしの私服の上からバサッとジャージの上着をかけてコートに入っていったせーちゃん
相手は、不二君と言われていた人だ
「何だろう2人からはどす黒いオーラみたいなものが見えるんだけど」
「ありゃ、魔王対決だな」
「魔王、対決…?」
それってどういう…
「青学の天才、不二周助は青学の大魔王とも呼ばれている。
幸村も、神の子というなを持ち、立海大付属の大魔王と呼ばれている」
「へぇ」
「納得するんだな。お前でも」
「そりゃぁ」
「始まったな」
「あぁ」
「だが、しかしなぜ幸村は不二の5感を奪わない」
「いや、奪えないのだろう」
「え?」
5感を奪うって何?どういうこと?
「そうだな。日暮は知っていた方がいいだろう。精市の5感を奪うテニス。それは2つのテクニックと視覚、聴覚、触覚を奪うものだ」
「2つのテクニック?」
「スピードとパワーだ」
そんなものまで奪うの?せーちゃんのテニスは
ゾクっとして、せーちゃんのジャージで、自分の身体を包み込んだ
「だが、不二は恐らく見ているようで見ていない。ゆえに視覚を奪うことが出来ない。ちなみに俺も精市から視覚を奪われたことはない」
「そうなんだ…?」
「聴覚、触覚はともかく不二はパワーテニスをしているのを見たことがない」
「!?」
それはつまり、パワーも奪うことはない。ということ?
「しかし、日暮が去年の大会を見て居たとは驚いたがな」
「!?気づいて」
「似ているな。ぐらいでしか見覚えはない。しかも公立の制服だ。どこの中学かまでは把握できていないからな」
そうだったんだ
良かった。そう、思っていたのに
「へぇ、何が良かったんだい?」
ビックゥ
後ろを向くと笑顔のせーちゃんがいて
「お疲れ様?」
「ありがとう。でもまさか試合を見に来ていたとはね」
「!?」
「これは後でお仕置きだね」