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夢小説設定
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そう言ってから
「私服でも部屋着でも構わないから着替えておいで」
「え?」
「気分転換しようか」
気分…てん、かん?
「まぁ、散歩位しかできないけど」
「行く」
「じゃあ、待ってるよ」
外に出て待ってくれるらしいせーちゃんの為にワンピースにスパッツをはいて薄い上着を羽織って部屋から出るとせーちゃんも着替えてきたようで
「か、っこいいね?」
「そう?月渚は可愛いよ」
そんなことをさらっと言いのけてしまうせーちゃん
「あら。おはよう月渚」
「おはよう」
「幸村君も一緒にどっか行くの?」
「散歩にね。気分転換になるだろ?」
「そうね。行ってらっしゃい」
「行ってきます」
せーちゃんの手を握って一緒に寮を出ると
日が昇りつつあるせいか、少し暑い
「おや。お散歩ですか?」
「はい」
「そうですか。ゆっくり行ってらっしゃい」
「行ってきます。斎藤コーチ」
合宿所を大きくぐるっと回ると川が見えてきて
「川だね」
「うん」
「ちょっと休憩しようか」
「へ?」
「散歩と言っても休憩も大事だからね」
そっか
川に手を入れると冷たくて
「冷たーい」
「そう?」
「うん」
川に入れていた手をせーちゃんに当てると
「本当だね」
って言ってくれる
ぼーっとしながらも、ゆっくりと来た道を戻って行く
寮の前に戻ると、さっきまでいなかった人たちがコートですでに練習を始めていて
「…っ」
「怖いかい?」
「怖い」
「そっか」
立海の皆がいる場所に連れてきてくれたせーちゃん
「おはよう。日暮」
「お、おは、おはよう」
そう言ってせーちゃんの後ろに隠れると
「何もそんなすぐに隠れんでもええんとちゃう?」
「しゅーちゃ…」
「修さんじゃなくて悪いなぁ。俺や俺」