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夢小説設定
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キッチンで食事をしたくしている時だった
「痛…っ」
「月渚?」
あたしの小さな声に反応してくれたくるみは
「あちゃー、こりゃ大変だわ」
「ちょっと休憩していい?」
「いいわよ」
「どうかしたのかい?」
あ…
「育人先輩…」
「ん?」
あたしの手を見て「あぁ」と答えを出してくれた彼は
「待っているといい。今処置の道具を持ってくるよ」
そう言って出て行ってしまった
あたしの手は、血が止まることを知らないらしい。まるで今のあたしの気持ちみたいに
「日暮!!」
「!?」
ビックリして後ろを振り向くと真田君の姿があって
「どうした?」
「柳君に皆…」
立海の皆まで、ここに入ってきてしまった
「で?キッチンで何を大きな声を出す必要がある。弦一郎」
「何だと!?」
「そんなに大声を出さなくても聞こえているということだ」