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夢小説設定
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翌日、おそらく誰よりも早く起きているだろうあたしは、コートに出ると、ネットを張ることから始める。
ある程度のスコア表も、ドリンクも作ってある。
唯一救いなのは、彼らとあたしが住む場所が違っているということ
「随分と早いんだね。月渚」
「幸村、君」
「もう、せーちゃんとは呼んでくれないのかい?」
「そう呼んで欲しいなら、早乙女さんに呼んで貰ったら?"付き合ってた"そう、思ってたのはあたしだけだったんでしょ」
「!?そんなことは…」
「ない。なんて言わせないから」
「どういう…」
「あたしの受けた苦しみも、悲しみも分かろうとはしてくれないくせに」
「え?」
「氷帝も幸村君も真田君も、早乙女さんも櫻井さんも嫌いよ」
「な!?」
「信じられるのは此処にいる人たちとくるみだけ」
ネットを張り終えた後、彼らの使うタオルやボール、必要なものは全て揃えておく
「相変わらず早いんやな。月渚」
「修ちゃんこそ」
「俺?これからランニングや。一緒に行くか?」
「行かない。修ちゃんに置いて行かれるの目に見えてるもん」
「そか」
走りに行ってしまった修ちゃんを見送るとまだ、見ているせーちゃんの姿
「幸村、どうし…」
真田君まで起きて来たんだ?
「貴様!こんな早朝から何をして」
「何って、見りゃわかんだろ」
「竜君」
「何?」
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