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=月渚side=
「話がある」
そう、連れて来られたのはテニス部の部室だ
「何の話」
「う、うむ」
うむじゃ、分からないんだけど
「弦一郎は」
「何だ」
「弦一郎は私が婚約者で良かった?」
「それはどういう意味だ」
分かっていないのね。やっぱり最初から決まっていた婚約だもの
「私は乃愛みたいに普通に好きな人と一緒になりたいってずっと思っていたわ。それが親同士で勝手に決めた婚約者であっても」
「それは」
「だけど、違うのよ」
「何が、違うというのだ!お前がこれから俺を好きになればいいだけの話ではないか!」
「違う。違うのよ」
「何が違うというのだ!」
「私が弦一郎を好きになることはないわ。これから先も」
それだけは、もうだいぶ前からはっきりしていたことだもの
「何!?」
「いつも、そうやって大きな声を出して私を威圧してそこから閉じ込めたまま抜け出すこともさせてくれない、弦一郎と彼は違いすぎるわ」
「な!?」
「私は弦一郎との婚約は破棄したいの。両親にも私の想いは伝えているし勿論乃愛にも丸井がいるから無理だと思うけど」
「ふ、ふむ」
「話がある」
そう、連れて来られたのはテニス部の部室だ
「何の話」
「う、うむ」
うむじゃ、分からないんだけど
「弦一郎は」
「何だ」
「弦一郎は私が婚約者で良かった?」
「それはどういう意味だ」
分かっていないのね。やっぱり最初から決まっていた婚約だもの
「私は乃愛みたいに普通に好きな人と一緒になりたいってずっと思っていたわ。それが親同士で勝手に決めた婚約者であっても」
「それは」
「だけど、違うのよ」
「何が、違うというのだ!お前がこれから俺を好きになればいいだけの話ではないか!」
「違う。違うのよ」
「何が違うというのだ!」
「私が弦一郎を好きになることはないわ。これから先も」
それだけは、もうだいぶ前からはっきりしていたことだもの
「何!?」
「いつも、そうやって大きな声を出して私を威圧してそこから閉じ込めたまま抜け出すこともさせてくれない、弦一郎と彼は違いすぎるわ」
「な!?」
「私は弦一郎との婚約は破棄したいの。両親にも私の想いは伝えているし勿論乃愛にも丸井がいるから無理だと思うけど」
「ふ、ふむ」
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