海
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家に帰ってきて、ただいまと言っても何の返答もないのも、慣れてしまった
「何かあればすぐに連絡して来い」
そう言って帰っていく弦一郎を見送るのも慣れてしまった
キッチンに行くとちゃんとに夕飯を作ってから仕事に行く母親
レンチンしてからテーブルまで持って行って食べながら
「で?話って?」
「私、隠しきれると思う?」
「え?」
隠しきるって
「弦一郎という婚約者がいるのに精市が好きだなんて」
クスクスと笑うと
「な、なんで笑うのよ」
「親同士が勝手に決めた婚約者だもの。今更無理かしらやっぱり、覆すなんて」
「!?」
「そう思ってる?」
「え、えぇ」
月渚は精市君の想いになんて気づいていないんだろう
「モテる女は辛いね?月渚」
「どういう」
「明日、水着買いに行こうよ」
「明日!?」
「そ、明日」
明日は精市君が妹の用事に付き合わなくちゃいけないということで
部活が休みなのもあって
水着を買いに行くにはちょうどいいのだ
「分かった」