4
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
当たりも真っ暗になってきたころだった。もうきっと仁王君も来ないだろう。そう思って立ち上がろうとしたときだった
「何で、こんな所におるんじゃ!」
!?
立ち上がるのも忘れて顔を上げると仁王君が其処にはいて
「なんで…?」
「なんで?じゃなか。探すじゃろ」
探す?誰が誰を探すというの
「俺がお前さん以外誰を探すっていうんじゃ。幸村と柳に夢姫が教室に帰って来ていない。と平然と言われた俺の身にもなりんしゃい」
「だって」
あの女の人たちは?
そう思っていても怖くて聞けないのも事実で
「だってじゃなか。こんな格好してるなんて知ってたら出さなかったぜよ」
!?
仁王君は自分の上着をあたしに掛けさせてくれていて
「寒くないの?」
「平気ぜよ。それにまだキャンプファイヤーは終わってないぜよ」
へ?
下を見ると確かにまだ終わって居なくて
仁王君があたしの腕を掴んで話さないまま教室に連れて来られてしまった
「あ、あの…仁王君?」
仁王君は窓際の自分の席に座って居て
「俺に渡すものがあるじゃろ」
確かに小さなクッキーの入る巾着を取り出すと持っていた袋ごと再び仁王君に腕を引っ張られてしまい、其の儘仁王君に抱き着く形になってしまった
「あ…ごめ…っ」
「謝る必要なか」
もうこれで思い残すことなんて何もない。立海でたった半年くらいなのに沢山の思い出を作ることには成功してる
「のう」
「うん?」
「何か隠しとるじゃろ」
え?
「俺に何か隠しとらんか」
「な…何言って…何も隠すことなんてないでしょ?」
「そうか」
「うん」
でもごめん。仁王君に会えるのも今日まで
立海で皆と一緒に居られた。テニスコートじゃない彼らの普段の中身を見る事も出来た。
「夢姫」
「ん?」
「俺はなお前さんが好きじゃ」
「!?」
驚いて仁王君を見るといつもと同じ表情で
「お前さんを見ていると飽きんぜよ」
「な!?」
「じゃけど、好きなのは本当じゃけぇ」
仁王君の本当は何処までが本当でどこからが嘘なのか。本当に分からない。でも
「あたしも、仁王君の事は好きだよ?でも…ごめんなさい。気持ちには答えられない」
「どういう」
「其の儘の意味。あたしは仁王君の想いに応えることはできない」
どうせ、今日までしかいられない。また東京に帰るとなれば今まで住んでいた家に戻ることになる。そうなればきっとまた通う事になるのは青学だ
皆が、中学時代に青学に負けて悔しい思いをしてきていることも知ってる。それ以上になみなみならない努力をしてきたことも知ってる。
だからこそ、青学に戻るかもしれない以上、仁王君の気持ちには答えることが出来ない
「ごめんね…」
仁王君の隣から慌てて下に降りると幸村君と柳君、赤也君も一緒にいて
「あれ?仁王先輩と」
「赤也。それ以上の」
「ふっちゃった」
「「!?」」
「何で!」
苦笑いしか出来ないあたしに
「赤也。一寸話して来よう。夢姫も一緒においで」
「あ、うん」
「はい」
幸村君と柳君と来たのはテニス部の部室で
「何で」
