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あたしがいるのは氷帝サイドの観客席だ
「ブンちゃん、ジャッカル、君」
氷帝テニス部は幼稚舎中等部の成り上がりのメンバーがほとんどだ。
大学もほとんどの人間が氷帝の大学へ進学することも知っている
「大丈夫ですよ。月渚さん」
「え?」
「跡部さんが言っていましたよ。恐らく勝つのは立海だと」
「!?」
何で、そんなこと言うの?氷帝だって、負ければレギュラー落ちなのにどうして、そんなことを…
「跡部さんはこれは非公式の試合だからレギュラーとかそんなの関係なしに自分たちの今の実力と月渚さんに見せたかったと。勝者の輝きを」
「・・・っ」
「だから今日の試合も承認して月渚さんがいつでも氷帝に戻ってこれるようにと」
「バカだなぁ。跡部君も」
試合を見ると氷帝がダブルスを押してきていてあのペアに勝つのは至難の業かも知れない。
鳳君のスカットサーブも、中学の時とはくらべものにならない威力があって
「ウス」
「樺地?」
「どうして?」
「跡部さんからです。下の氷帝側に来いと」
「!?」
「行ってください。月渚さんはここで見ている人じゃないでしょう?」
そう言ってくれる氷帝の部員たち。さすが200人以上を束ねて来ただけはあるのかもしれない
「行って来るね」
席を立つと、立海の方からは見えにくい場所で良かったと思った
氷帝サイドのコートに行くと、驚いたような顔をした立海の皆
何だろう。立海の雰囲気が変わったような気がするのは気のせいだろうか
「ここからだと、良く見えるだろ?アーン」
「そう、ね。見えないものまで、良く見えるわ」
「そうか」
なら良かったぜ。そう言った跡部の顔はまんざらでもなさそうで
「跡部君」
「何だ」
「どうして、やめた氷帝の制服を貸してくれたの?」
「別に、ただの気まぐれだ」
そっか跡部はそう言う奴だったね。
だけど自分へのプライドも捨ててはいないだろう跡部にとっては
こんなこと雑作でもないのかもしれない
「ゲームセット!ウォンバイ立海大付属、丸井、ジャッカルペア!7-5」
「続きましてダブルス1の試合を行いたいと思います。
立海大附属、真田弦一郎幸村精市」
「!?」
これには、氷帝サイドも驚きだろう
「氷帝学園、向日岳人忍足侑士ペア」
定番のペアだね1ゲーム先に取ったのは立海だ。
「恐るべし神の子と皇帝」
「あぁ。だが負ける氷帝ペアでもねぇだろ」
「そうだろうけど」
あたしは今、氷帝の制服を着て氷帝サイドで立海を応援している。
それは紛れもない事実で、でもきっとまだ、雅治は気づいていない…と思いたい
けど流石は神の子と皇帝だ。あの向日君と忍足君が手も足も出なかったんだ
「ほんま敵わんわ」
「全くだろ。こっちにコイツが居るからって容赦ねぇな。彼奴等」
へ?
「アイツら全員気づいてんだろ。どう考えても」
「気づいてないの月渚だけやろ」
「嘘」
「本当の事だろどう考えても」
