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夢小説設定
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「ついて数分だけね」
「へぇ、数分」
「だ、そうだ。仁王」
はい!?
後ろから手首を掴まれたかと思ったら、思いっきり雅治に睨まれているような気がして怖い
「なに?」
「なに?じゃなか。俺に黙って行くんじゃない」
何よ、それ
前から視線を感じると
「げっ」
「げ。とは酷いじゃねぇか。なぁ月渚」
「へぇ氷帝には名前で呼ばせているんだ?日暮」
「うぅ」
「仁王」
「なんじゃ」
「何でそいつの腕を掴んでいる」
跡部君がみたのは私の腕を掴んでいる仁王の姿
「こいつは俺の女じゃ。どこを掴んでいようが自由じゃろ」
「へぇ、なるほどなぁ」
見定めるように雅治を見て居る跡部
「精市。仁王帰るぞ」
「そうだね」
「あぁ」
「日暮」
「はい?」
「お前もだ」
そう言ってくれた柳君
「うんっ」
「なるほどな」
そう言っていた跡部君の言葉は届かなかった
立海に戻ってきてすぐ他のメンバーは午前中で終わらせてもらっていると聞かされた私
「午前中だけだったんだ」
「あぁ」
キャリーバッグから荷物を取り出すと
「流石だな。全部揃っている」
そう言ってくれた柳君
「しかし、何で1つだけ違うグリップがあるんだ」
「え?」
そう言って持っているグリップは
「俺の使ってるグリップのメーカーじゃのぉ」
「そうだな」
「どう言うことだい?」
「その大きさのグリップがなかったから、それにしただけ」
本当は雅治に浸かって欲しいだけ。だなんて言えるはずがないから
「そうか。仁王このグリップを使ってみてくれ」
「おー。いいぜよ」
そう言っている雅治。
確かに雅治のグリップもボロボロになっている。中々ないのか、買いに行かないだけなのか
「おー。いい感じじゃ」
「そうか」
「しっかし良く見て居るよね。グリップまで気にしたことなんて俺にはないけどね」
「それは精市だからだろう?俺はまめに変えている」
そうなんだ?
「しかしここまで揃っていると、すぐに交換でいていいな」
そう言った幸村君の言葉に頷いている柳君と雅治
「さて、と。これはここでおしまい」
「うん?」
「聞かせてもらっていいかい?」
「何を?」
「何で跡部は君を敵視しているんだい?」
「「!?」」
敵視・・・か
「そうだろうね。氷帝学園がお金持ちの集団の学園だって言うことは知っているでしょう?」
「あぁ」
「私もその中の1人で、跡部に並ぶ財閥の令嬢」
「!?」
「だけど、その中にいる生活が私にはあってなかったことに気が付いたのは早かったの。だけど両親からは中学まではという話で氷帝を出て立海に入って来たの」
「それと」
「跡部はね、私が氷帝を出て立海に入ったのが気に食わないのもあるのかも知れない。だけどねアイツは私が氷帝から逃げたと思ってるの」
「なんでまた」
「跡部は欲にまみれてる男だもの」
「「欲か」」
「まるで、仁王と一緒じゃないか」
「そうかもね。家は跡部の家のように厳しくもないし、付き合う男も結婚する男も自分で決めていいって言われてるから」
「だ、そうだよ。仁王」
顔を上げた雅治がこっちを見たのも、視線がぎらついているのも、間違いではないだろう。
「ほんと、仁王にとってのONE And ONLYなんだね」
ONE And ONLY・・・?
「そうだな」
「いいじゃろ。3年も片思いだったんじゃ。3年前の関東大会から、ずっと。そんな女が氷帝からとはいえ来たら逃がさんに決まっておる」
「3年・・・」
確かに3年前、関東大会も全国大会も見に行った。丁度、中1の時だ。あの時に気づいていたというの・・・?
