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春とは出会いと別れの季節だなんてよく言ったものだ。ここ神奈川県にある立海大附属はエスカレーター式で余程の事がなければ、小学校から大学まで一緒だ。あたし和泉乃愛もその1人
「なぁ、仁王」
「なんじゃ」
コレ
「なんじゃ、じゃねぇよ。何でいつも和泉が一緒なんだよぃ」
「いいじゃろ?幼なじみなんじゃから」
敵対する様な眼差しを向けてくる赤髪と風船ガムが特徴の丸井君に対してそう言った雅治
雅治よりも遥かに背が小さいあたしはよく雅治の妹に間違われて育ってきた
「ふーん。ならさぁ」
その後の言葉も分かり切っているのはこれが今に始まった事ではないからだろう
「もういい加減離れればよくね?俺達も高校だぜ?」
「そうじゃのぉ」
そう言った雅治の目は本気っぽいけど本気かどうかなんてわかるはずがない。
「雅治。先に行ってるね」
「バーカ。俺は構わんぜよ」
そう言う優しいところがあたしは好き。ちゃんとあたしを見てくれているようで
「いいの。たまには1人で行きたいところもあるんだって」
「ほーか」
高校の敷居を中学を卒業したばかりのあたしたちがくぐれるのは同じ附属の人間で、学校にはちゃんとインプットされているからだ。
それでも高校も自由に出入りが出来るぜいたく者でもあるということだ。図書室で、料理本を借りて静かに本を読んでいると
「和泉」
という中学から聞きなれた声がして振り返ると
「蓮二君に、精市君まで」
「やあ」
「和泉はまた調理部に入るのか?」
「うーん。まだ決めていないけどそのつもりだよ?」
というか、運動部に入ろうとするといつも雅治に止められるんだよね
「蓮二君たちは、相変わらず男子テニス部なんでしょ?」
「あぁ。中学でテニス部に入っていた者たちは全員高校でもテニス部に入るそうだ。仁王も含めてだ」
やっぱりね。
「仁王の練習を見たいのなら女子 テニス部のマネージャーにでもなればいいものを」
マネージャーかぁ
「蓮二。野暮なことは言わない方がいいよ。仁王がそう簡単に許すはずがないじゃないか」
「黙って出しても。雅治にはバレそうだなぁ」
「まぁ、アイツは意外とそう言うところは鋭いしね」
そう言った後の精市君たちの目線の先にいたのは息を切らして膝とドアに片手ずつついている雅治の姿があって
「何じゃ。参謀も幸村もおったんか」
「あぁ」
「偶然見かけてね。俺達はもう入部届を出してきたんだよ」
はや
雅治の目線の先にはあたしが借りた料理本
「部活は決めたんか」
「ばれてたの?」
「勿論じゃ」
決めたんか。そう言うのは立海大附属では調理をメインとする調理部。裁縫をメインとする家政科部という物に分かれる
「調理部にしようかな」
「そうか。なら"安心"じゃ」
何が安心なのか。それはあたしにも分からないけど
「安心って」
「(男子スポーツの)マネージャーは許さん」
「「!?」」
「ほぉ」
驚いているあたしと精市君に対してさほど驚きもしていない蓮二君の姿。ガシッと掴まれた右腕をおもいっきり上にあげるとあたしは引っ張りあがるしかなくて
「ちょっ」
「仁王」
「それくらいにしてあげようか」
「参謀」
「(女子テニス部の)マネージャーの話を聞いていたのだろう」
「あぁ」
「しかしいいデータが取れた。感謝する」
そう、言われたあたし達。そう言って帰ってしまった蓮二君たち
「どういうことじゃ。乃愛」
「蓮二君や精市君のいうマネージャーって男子の部活じゃなくて。女子テニス部だったんだけど」
「それじゃ、部員と変わらん」
調理部。男子テニス部のマネをブツブツ言いながら考えている雅治
「悪いけど、男子テニス部のマネはしないからね」
あんな腹黒ドS大魔王が部長を務める男子テニス部になんてやってられない。そう思っていたのに、思っていたのにだ
「男テニのマネもありじゃのぉ」
と言われてしまったあたし。このままでは男子テニス部で腹黒ドS大魔王の元でマネージャーにされてしまう。持ってきていた入部届をバッグから出そうと思っていたのに
「あれ?」
入れたはずの場所にどこにも入っていない入部届
「ない、ないないないない」
あれ?どこにやった?
「これかのぉ」
ニヤリッと笑っている雅治の手にはあたしの名前の入った入部届が握られていて
「か、返して!」
雅治からすんなり返された入部届にはいつの間にかいたのか分からない"男子テニス部マネージャー"と雅治の字で書かれていた
「これでお前さんは俺からはもう逃げられんのぉ乃愛」
最悪だ。入部届は3年間、同じ部活を入るものとして扱われるもの。それによってあの腹黒ドS大魔王が部長を務めるテニス部に3年も一緒にいなくてはいけない
数日後
高校の入学式が終わって雅治の手によって引っ張られながら連れて来られた男子テニス部コートの敷地内
「ふふ」
「う、うむ」
「やはりな」
そう言った笑顔の精市君に何とも言えないような顔の真田君。やはりと言うことは当り前だというように言ったビッグ3。だけど、そうじゃないメンバーたちもいて
「ブン太、やぎゅー」
「なんでしょう」
「なんだよぃ。仁王」
「あからさまに嫌な顔をするんじゃなか」
そう言った雅治に対しても嫌な顔をしている2人
「よろしくな和泉」
そう言ってきてくれたジャッカル君
「あ、うん。よろしくね?」
「私たちは嫌ですよ。仁王君」
!?
「和泉さんとて、そこにいる女子生徒たちと何ら変わりはないのですから」
「そうだぜぃ。幸村君たちも何か言ってやってくれよ」
「俺達かい?」
「俺達が反対する理由がどこにある」
「え?」
「悪いが乃愛を男テニのマネにしたのは俺じゃ。アイツがここに進んで来るタイプじゃないのは知ってるじゃろ」
「「!?」」
「そうだね」
「和泉は中学3年間も調理部だったしな」
「マジ!?」
「いやいや仁王君の事です。嘘に決まって」
そう言った柳生君たちに初日だからと精市君と蓮二君に掃除とドリンクを頼まれたあたし。部室に行くと。すでに散乱しているタオル類を洗濯して、干していく。乾かしている間にドリンクを作ってコートに持って行くと精市君以外は皆試合をしていて
「ありがとう。和泉」
「いいえ」
練習をしている間に洗濯物を畳んでしまった後背中に何かを掛けられたあたし
「おや。仁王君が女性を心配するなんて」
「明日は大雨かよぃ」
「起きるじゃろ」
「んー?」
目を開けると、雅治に柳生君。丸井君の姿があって
「起きたかのぉ」
「うん。寝ちゃってた」
「疲れたんじゃろ。帰るぜよ」
ラケットバックを持った雅治はに自分のカバンを持とうとしたときには無くてスタスタと先に行く雅治の手にあたしのバッグが握られていることに気が付いたあたしは、雅治の後を追いかけていく
==丸井side==
「柳生、ジャッカル。どうしたんだよぃ?」
柳生たちの方を見ると仁王が早々と着替えて出て行ったはずの仁王と和泉の姿をとらえていて
「あれは一体」
ふふふと笑っている幸村君
「何だ。2人はまだ気づいていなかったのかい?中学3年間も同じように帰っていたんだよ?仁王と和泉は」
「は?」
「だから何だって言うんだよぃ?自分のカノジョ見せびらかしてんの?アイツ」
「あの2人は幼なじみで、ハトコだよ」
「「はとこ!?」」
「あぁ」
「お前たちは信じてくれないだろうからと中学の時に和泉は俺と精市にはとっくに話していたし知っていたぞ」
「じゃあ、名前で呼び合ってんのは」
「身内だからなんですね」
「まぁ」
「それだけではないと思うが」
そう言った柳は何かを考えているようで
「それと柳生、丸井」
「何でしょう」
「仁王が部活の初めに言ったあのセリフは、本当だぞ」
「は!?」
マジで仁王が和泉をマネージャーにしたって言うのかよ?
「丸井にも俺達にも分からないことが色々とあるんだよ。仁王や和泉にはさ」
そう言って来た幸村君。アイツらの事に俺達には分からないことがあるってどういうことだよぃ
==
あたしの家に付いたあたしと雅治。雅治の家はここよりもうちょっと先。それを知ったのも雅治が立海を中学で外部受験してからだ
「じゃあ乃愛。明日も早いからの」
「ま、雅治!」
「何じゃ」
「何であたしをテニス部に誘ってくれたの…?」
テニスのルールなんて全く知らないしどこにボールが行くか分からないのにあんなボールの予想まで出来るなんて思いもしなかった
「あー。それはじゃな」
それは?
「調理部に入ってもどうせ乃愛は食べないで他の声を掛けて来た運動部の奴らに渡すんじゃろ?」
「まぁ、そうだね?」
立海の中には、小学校から一緒の人たちもいるわけで
「じゃから、乃愛が他の男に何も渡さんように俺が見張ってる。というのも1つじゃ」
1つ?他にもあるって言うの?
「俺以外の男を映さんようにさせてるのが大きな理由の1つじゃ」
へ、へぇ…
「乃愛俺はお前さんが思ってるよりもお前さんのことが好きなり」
「…っ」
確かに、日本ではイトコやハトコでも結ばれる事は出来る。あたしは何とも思ってもなかったけど
「じゃから、男子 の運動部の部活にも入れとーないんじゃ」
「うん?」
「のぉ乃愛は俺のお嫁さんにはなってくれんのかのぉ」
「あ…」
"乃愛ちゃんは俺のお嫁さんじゃき。"
"うん。大きくなったら雅治のお嫁さんになるね!"
"俺はお前さんが思ってるよりもお前さんのことが好きじゃ"
雅治は覚えてくれていたの?あの幼すぎた約束…
「…っ」
「じゃから立海に入った時。乃愛がいたことに驚きもしたしのぉ」
「!?」
「あの時からじゃ」
「え?」
「あの時から。男子の部活に入れとーないのも他の部活に入るくらいなら俺のそばにいて欲しいと思うのも乃愛だからじゃ。乃愛だから男子テニス部のマネにしたんじゃ」
「そっか」
「のぉ、乃愛は俺のお嫁さんになってくれるんじゃろ?」
「いいの…?」
「乃愛だからええんじゃ。俺が幼なじみでハトコでもテニス部だと靡いて行かない。俺を俺だと見てくれるじゃろ。お前さんがだから高校卒業したら俺の嫁に来んしゃい」
「うんっ」
和泉から仁王に変わるまで後2年
「なぁ、仁王」
「なんじゃ」
コレ
「なんじゃ、じゃねぇよ。何でいつも和泉が一緒なんだよぃ」
「いいじゃろ?幼なじみなんじゃから」
敵対する様な眼差しを向けてくる赤髪と風船ガムが特徴の丸井君に対してそう言った雅治
雅治よりも遥かに背が小さいあたしはよく雅治の妹に間違われて育ってきた
「ふーん。ならさぁ」
その後の言葉も分かり切っているのはこれが今に始まった事ではないからだろう
「もういい加減離れればよくね?俺達も高校だぜ?」
「そうじゃのぉ」
そう言った雅治の目は本気っぽいけど本気かどうかなんてわかるはずがない。
「雅治。先に行ってるね」
「バーカ。俺は構わんぜよ」
そう言う優しいところがあたしは好き。ちゃんとあたしを見てくれているようで
「いいの。たまには1人で行きたいところもあるんだって」
「ほーか」
高校の敷居を中学を卒業したばかりのあたしたちがくぐれるのは同じ附属の人間で、学校にはちゃんとインプットされているからだ。
それでも高校も自由に出入りが出来るぜいたく者でもあるということだ。図書室で、料理本を借りて静かに本を読んでいると
「和泉」
という中学から聞きなれた声がして振り返ると
「蓮二君に、精市君まで」
「やあ」
「和泉はまた調理部に入るのか?」
「うーん。まだ決めていないけどそのつもりだよ?」
というか、運動部に入ろうとするといつも雅治に止められるんだよね
「蓮二君たちは、相変わらず男子テニス部なんでしょ?」
「あぁ。中学でテニス部に入っていた者たちは全員高校でもテニス部に入るそうだ。仁王も含めてだ」
やっぱりね。
「仁王の練習を見たいのなら
マネージャーかぁ
「蓮二。野暮なことは言わない方がいいよ。仁王がそう簡単に許すはずがないじゃないか」
「黙って出しても。雅治にはバレそうだなぁ」
「まぁ、アイツは意外とそう言うところは鋭いしね」
そう言った後の精市君たちの目線の先にいたのは息を切らして膝とドアに片手ずつついている雅治の姿があって
「何じゃ。参謀も幸村もおったんか」
「あぁ」
「偶然見かけてね。俺達はもう入部届を出してきたんだよ」
はや
雅治の目線の先にはあたしが借りた料理本
「部活は決めたんか」
「ばれてたの?」
「勿論じゃ」
決めたんか。そう言うのは立海大附属では調理をメインとする調理部。裁縫をメインとする家政科部という物に分かれる
「調理部にしようかな」
「そうか。なら"安心"じゃ」
何が安心なのか。それはあたしにも分からないけど
「安心って」
「(男子スポーツの)マネージャーは許さん」
「「!?」」
「ほぉ」
驚いているあたしと精市君に対してさほど驚きもしていない蓮二君の姿。ガシッと掴まれた右腕をおもいっきり上にあげるとあたしは引っ張りあがるしかなくて
「ちょっ」
「仁王」
「それくらいにしてあげようか」
「参謀」
「(女子テニス部の)マネージャーの話を聞いていたのだろう」
「あぁ」
「しかしいいデータが取れた。感謝する」
そう、言われたあたし達。そう言って帰ってしまった蓮二君たち
「どういうことじゃ。乃愛」
「蓮二君や精市君のいうマネージャーって男子の部活じゃなくて。女子テニス部だったんだけど」
「それじゃ、部員と変わらん」
調理部。男子テニス部のマネをブツブツ言いながら考えている雅治
「悪いけど、男子テニス部のマネはしないからね」
あんな腹黒ドS大魔王が部長を務める男子テニス部になんてやってられない。そう思っていたのに、思っていたのにだ
「男テニのマネもありじゃのぉ」
と言われてしまったあたし。このままでは男子テニス部で腹黒ドS大魔王の元でマネージャーにされてしまう。持ってきていた入部届をバッグから出そうと思っていたのに
「あれ?」
入れたはずの場所にどこにも入っていない入部届
「ない、ないないないない」
あれ?どこにやった?
「これかのぉ」
ニヤリッと笑っている雅治の手にはあたしの名前の入った入部届が握られていて
「か、返して!」
雅治からすんなり返された入部届にはいつの間にかいたのか分からない"男子テニス部マネージャー"と雅治の字で書かれていた
「これでお前さんは俺からはもう逃げられんのぉ乃愛」
最悪だ。入部届は3年間、同じ部活を入るものとして扱われるもの。それによってあの腹黒ドS大魔王が部長を務めるテニス部に3年も一緒にいなくてはいけない
数日後
高校の入学式が終わって雅治の手によって引っ張られながら連れて来られた男子テニス部コートの敷地内
「ふふ」
「う、うむ」
「やはりな」
そう言った笑顔の精市君に何とも言えないような顔の真田君。やはりと言うことは当り前だというように言ったビッグ3。だけど、そうじゃないメンバーたちもいて
「ブン太、やぎゅー」
「なんでしょう」
「なんだよぃ。仁王」
「あからさまに嫌な顔をするんじゃなか」
そう言った雅治に対しても嫌な顔をしている2人
「よろしくな和泉」
そう言ってきてくれたジャッカル君
「あ、うん。よろしくね?」
「私たちは嫌ですよ。仁王君」
!?
「和泉さんとて、そこにいる女子生徒たちと何ら変わりはないのですから」
「そうだぜぃ。幸村君たちも何か言ってやってくれよ」
「俺達かい?」
「俺達が反対する理由がどこにある」
「え?」
「悪いが乃愛を男テニのマネにしたのは俺じゃ。アイツがここに進んで来るタイプじゃないのは知ってるじゃろ」
「「!?」」
「そうだね」
「和泉は中学3年間も調理部だったしな」
「マジ!?」
「いやいや仁王君の事です。嘘に決まって」
そう言った柳生君たちに初日だからと精市君と蓮二君に掃除とドリンクを頼まれたあたし。部室に行くと。すでに散乱しているタオル類を洗濯して、干していく。乾かしている間にドリンクを作ってコートに持って行くと精市君以外は皆試合をしていて
「ありがとう。和泉」
「いいえ」
練習をしている間に洗濯物を畳んでしまった後背中に何かを掛けられたあたし
「おや。仁王君が女性を心配するなんて」
「明日は大雨かよぃ」
「起きるじゃろ」
「んー?」
目を開けると、雅治に柳生君。丸井君の姿があって
「起きたかのぉ」
「うん。寝ちゃってた」
「疲れたんじゃろ。帰るぜよ」
ラケットバックを持った雅治はに自分のカバンを持とうとしたときには無くてスタスタと先に行く雅治の手にあたしのバッグが握られていることに気が付いたあたしは、雅治の後を追いかけていく
==丸井side==
「柳生、ジャッカル。どうしたんだよぃ?」
柳生たちの方を見ると仁王が早々と着替えて出て行ったはずの仁王と和泉の姿をとらえていて
「あれは一体」
ふふふと笑っている幸村君
「何だ。2人はまだ気づいていなかったのかい?中学3年間も同じように帰っていたんだよ?仁王と和泉は」
「は?」
「だから何だって言うんだよぃ?自分のカノジョ見せびらかしてんの?アイツ」
「あの2人は幼なじみで、ハトコだよ」
「「はとこ!?」」
「あぁ」
「お前たちは信じてくれないだろうからと中学の時に和泉は俺と精市にはとっくに話していたし知っていたぞ」
「じゃあ、名前で呼び合ってんのは」
「身内だからなんですね」
「まぁ」
「それだけではないと思うが」
そう言った柳は何かを考えているようで
「それと柳生、丸井」
「何でしょう」
「仁王が部活の初めに言ったあのセリフは、本当だぞ」
「は!?」
マジで仁王が和泉をマネージャーにしたって言うのかよ?
「丸井にも俺達にも分からないことが色々とあるんだよ。仁王や和泉にはさ」
そう言って来た幸村君。アイツらの事に俺達には分からないことがあるってどういうことだよぃ
==
あたしの家に付いたあたしと雅治。雅治の家はここよりもうちょっと先。それを知ったのも雅治が立海を中学で外部受験してからだ
「じゃあ乃愛。明日も早いからの」
「ま、雅治!」
「何じゃ」
「何であたしをテニス部に誘ってくれたの…?」
テニスのルールなんて全く知らないしどこにボールが行くか分からないのにあんなボールの予想まで出来るなんて思いもしなかった
「あー。それはじゃな」
それは?
「調理部に入ってもどうせ乃愛は食べないで他の声を掛けて来た運動部の奴らに渡すんじゃろ?」
「まぁ、そうだね?」
立海の中には、小学校から一緒の人たちもいるわけで
「じゃから、乃愛が他の男に何も渡さんように俺が見張ってる。というのも1つじゃ」
1つ?他にもあるって言うの?
「俺以外の男を映さんようにさせてるのが大きな理由の1つじゃ」
へ、へぇ…
「乃愛俺はお前さんが思ってるよりもお前さんのことが好きなり」
「…っ」
確かに、日本ではイトコやハトコでも結ばれる事は出来る。あたしは何とも思ってもなかったけど
「じゃから、
「うん?」
「のぉ乃愛は俺のお嫁さんにはなってくれんのかのぉ」
「あ…」
"乃愛ちゃんは俺のお嫁さんじゃき。"
"うん。大きくなったら雅治のお嫁さんになるね!"
"俺はお前さんが思ってるよりもお前さんのことが好きじゃ"
雅治は覚えてくれていたの?あの幼すぎた約束…
「…っ」
「じゃから立海に入った時。乃愛がいたことに驚きもしたしのぉ」
「!?」
「あの時からじゃ」
「え?」
「あの時から。男子の部活に入れとーないのも他の部活に入るくらいなら俺のそばにいて欲しいと思うのも乃愛だからじゃ。乃愛だから男子テニス部のマネにしたんじゃ」
「そっか」
「のぉ、乃愛は俺のお嫁さんになってくれるんじゃろ?」
「いいの…?」
「乃愛だからええんじゃ。俺が幼なじみでハトコでもテニス部だと靡いて行かない。俺を俺だと見てくれるじゃろ。お前さんがだから高校卒業したら俺の嫁に来んしゃい」
「うんっ」
和泉から仁王に変わるまで後2年
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