唯一無二
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春とは出会いと別れの季節だなんてよく言ったものだ。ここ神奈川県にある立海大附属はエスカレーター式で余程の事がなければ、小学校から大学まで一緒だ。あたし和泉乃愛もその1人
「なぁ、仁王」
「なんじゃ」
コレ
「なんじゃ、じゃねぇよ。何でいつも和泉が一緒なんだよぃ」
「いいじゃろ?幼なじみなんじゃから」
敵対する様な眼差しを向けてくる赤髪と風船ガムが特徴の丸井君に対してそう言った雅治
雅治よりも遥かに背が小さいあたしはよく雅治の妹に間違われて育ってきた
「ふーん。ならさぁ」
その後の言葉も分かり切っているのはこれが今に始まった事ではないからだろう
「もういい加減離れればよくね?俺達も高校だぜ?」
「そうじゃのぉ」
そう言った雅治の目は本気っぽいけど本気かどうかなんてわかるはずがない。
「雅治。先に行ってるね」
「バーカ。俺は構わんぜよ」
そう言う優しいところがあたしは好き。ちゃんとあたしを見てくれているようで
「いいの。たまには1人で行きたいところもあるんだって」
「ほーか」
高校の敷居を中学を卒業したばかりのあたしたちがくぐれるのは同じ附属の人間で、学校にはちゃんとインプットされているからだ。
それでも高校も自由に出入りが出来るぜいたく者でもあるということだ
図書室で、料理本を借りて静かに本を読んでいると
「なぁ、仁王」
「なんじゃ」
コレ
「なんじゃ、じゃねぇよ。何でいつも和泉が一緒なんだよぃ」
「いいじゃろ?幼なじみなんじゃから」
敵対する様な眼差しを向けてくる赤髪と風船ガムが特徴の丸井君に対してそう言った雅治
雅治よりも遥かに背が小さいあたしはよく雅治の妹に間違われて育ってきた
「ふーん。ならさぁ」
その後の言葉も分かり切っているのはこれが今に始まった事ではないからだろう
「もういい加減離れればよくね?俺達も高校だぜ?」
「そうじゃのぉ」
そう言った雅治の目は本気っぽいけど本気かどうかなんてわかるはずがない。
「雅治。先に行ってるね」
「バーカ。俺は構わんぜよ」
そう言う優しいところがあたしは好き。ちゃんとあたしを見てくれているようで
「いいの。たまには1人で行きたいところもあるんだって」
「ほーか」
高校の敷居を中学を卒業したばかりのあたしたちがくぐれるのは同じ附属の人間で、学校にはちゃんとインプットされているからだ。
それでも高校も自由に出入りが出来るぜいたく者でもあるということだ
図書室で、料理本を借りて静かに本を読んでいると
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