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夢小説設定
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「じゃ、帳を…」
そう言った傑君に待ったをかけたお兄ちゃん
「何だい?」
「帳なしでやってみようか」
「「!?」」
「悟、何を言っているのか」
「分かっているよ。だけど乃愛の領域に必要なのは水と鏡の術式だ。
帳なんか降ろしてみろ。帳の中で領域展開なんて出来るはずがない」
そう言ったお兄ちゃん。確かに、どこでも水なんてあるわけじゃない。ある場所はあるのかもしれないけど
「それは、領域を使える呪霊が出てきたときの話だろ」
「いるわよ。領域展開が出来る呪霊が何体か」
「な!?」
カミングアウトしたお姉ちゃんの言葉に驚きを隠せていないお兄ちゃんと傑君
「1体は見たことがあるはずよ。1つ目の火山頭の呪霊」
「あぁ」
「あの変な呪霊か」
「あれが使えるの?」
「えぇ。まぁ呪霊なんて呪力操作なんてしなくても使えるでしょ。
あれは元々が人間による負の感情が作り出した呪霊なんだから」
「そうだけど」
「今までそんなの聞いたことがないぞ」
「無いだけで、実際にはもう出て来てるの。」
「何だろ、そうなると乃愛に領域を教えるの嫌になるな」