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お兄ちゃんの名前で取っているホテルに帰ってきたあたし達
「さて乃愛」
聞いたことのないような低い声に体をビクつあせたあたし
「まず、真依にあんなことを言われたからって言い返したのは褒めてあげるよ。それでこそ僕の妹だよ」
どうせそんな事、思ってもないくせに
「だけど咲依に否定されたからと言って、"もういい"なんて言葉吐き捨てて僕たちや咲依、真希たちの言葉も聞かないで出て行ったことは怒ってるよ」
「…っ」
「あの出て行った日、跡部君に会っていたんだろう?その後どこにいた」
何処にいた?
跡部君に会って、跡部君から聞いていないの?跡部君の家にいた事…
「悟、待って」
「傑?」
「いなくなった初日。1度神奈川に帰って来たね。あの時何で私に"ごめんなさい"なんて言ったんだい?」
「!?どう言うこと。傑」
「言っただろ?悟には。乃愛が神奈川のあの家に戻ってきたこと」
「あぁ」
「あの時乃愛は自分の術式の中に入る前に私に"ごめんなさい"そう言って乃愛の手を取ろうとしたときに術式の中に入られたんだよ」
「そうか」