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夢小説設定
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「相伝の術式が付与されることは珍しくない事は知っているでしょう?」
「あぁ」
「"鏡花水月"これは和泉家で唯一使えた人物がいるわ」
「え?」
あたしと同じ…領域展開…?
「それは乃愛が呪力の安定が出来なくても使える領域。和泉家の創始者が全く同じだと言われているわ」
!?
お母さんの言葉に驚きを隠せなかったあたし
「どうして」
「あなたを、危険な目に合わせない為よ」
あたしを?
「なんで乃愛を危険な目に合わせないってどういうことだよ?」
「乃愛が3歳のころよ。和泉家から連絡があったのよ。
どこから漏れたのか分からないけれど、乃愛が和泉家の相伝の術式を持ってることを知られたのよ」
「!?」
「悟も咲依も乃愛も和泉家には連れて行ったことも無ければ和泉家にあなた達の術式を教えたことはないのよ」
「な!?」
「当然五条に来た時にも和泉家から使用人なんて連れて来てないのよ」
そう言ったお母さんの言葉に驚きを隠せなかったあたし達
「和泉の家だって五条には負けるけど、それなりの家だろ」
「まぁ…そうね。でもそれでも人を使って五条家を敵に回すような馬鹿な真似はしないでしょ」
「確かに」