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夢小説設定
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「「悟」」
「親父、母さん」
「思いのほか早く片付いた様ね」
そう言って来たお母さん
「え?」
「どういうことだ」
「乃愛の術式の事で少し話しておきましょうか」
あたしの…術式?
そのまま、両サイドにお兄ちゃんと傑君が座ってきて、あたしが逃げられないようにしてきた2人
目の前にはあたしの両親が座って、五条家の古い本ともう1冊別の本を出してきた。
「これは?」
「悟にも見せていなかったわね。1つは五条家のもの。もう1つは和泉家の…私の実家のものよ」
「「!?」」
「何でそんなもの」
「そうね。私も結婚するなんて当時は思わなかったし、複数の術式を持つ子がこの時代に生まれるなんて思いもしなかったもの」
「どういうこと」
「乃愛の術式。鏡は私と同じ術式であることは知っているわね?」
「あぁ」
「じゃあ、水の術式はどこから」
「それは、和泉家の相伝の術式だからよ」
「「!?」」
お母さんの家の術式?
「無下限と六眼これが五条家の相伝だろう?」
「えぇ。乃愛は両家の相伝の術式を持って生まれてしまった娘なの。
だから和泉家の相伝の術式を黙ってそのままにしておけば使わないと思っていたのだけれど、分かっていたのね」
「はい」