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夢小説設定
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「あたしの事なんて本当はどうでもいいんでしょ。本来なら術師に必要な術式があたしには複数あって、それのせいで呪力のコントロールが難しいことも分かってる」
「なら」
「でも…っ」
「でも?」
「でもあたしはもう頑張れない。この間だって真依ちゃん達はあたしの呪力の安定強化に付き合う気なんてどうせ最初からなかったんだから」
「乃愛!」
「いいじゃない。お兄ちゃんも傑君もこんな面倒な妹もう面倒見なくて済むんだから」
そう言った途端、お兄ちゃんと傑君に叩かれたあたし
「な…んで…」
「今のは乃愛が悪いよ」
「…っ」
「確かに真依の言い方も悪かったかもしれない。それは紛れもない事実だ。だけど僕や傑は乃愛の事を"面倒な妹"だなんて思った事なんて1度もないよ。
それは僕たちが高専にいたころから面倒を見てるんだから、面倒だなんて思ってたらそのころから面倒なんて見ないよ。僕たちだって」
「!?」
「それと咲依も心配してるよ。自分が言いすぎたせいだって」
「…っ」
知ってる。その言葉は初日に鏡を見て聞いてたもん