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夢小説設定
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「ゆっくりとお休み」
そう言ってくれた冥さんの言葉を最後に眠りに落ちた
翌朝、普段通りに起きると、すでに冥さんの姿はなくて着替えて、ホテルを出て駅に向かうと
「冥さん…七海君…」
「何も私にまで黙って行く必要はないでしょう」
「ごめんなさい…七海君に話せば、全部お兄ちゃんたちの耳に入っちゃいそうで」
「それはそうでしょうけど、それでも相談は欲しかったですよ」
「うん…」
「立海はどうするおつもりですか」
折角入ったと言うのに。そう言った七海君
「とりあえず、休学にしてもらえるように話をしてみる」
「そうですか」
京都・新大阪行きの新幹線が来たことで、これで本当にお別れになってしまうかもしれない
「冥さん。七海君」
「何だい?」
「何でしょう」
「今まで御世話になりました。呪力が安定しないままこんなお別れになってごめんなさい」
そう言ったあたしの言葉に顔を見合わせている2人に頭を下げて新幹線に乗り込んだ時だった
「乃愛」
「冥さん?」
「これを少しだけど持って行くといい」
そう言って渡してくれたお金
「何で…」
「京都で買い物をするにも」