33
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そう言って、冥さんの名義でホテルを一室借りることに成功し
「とりあえず、一泊だ」
「いいです一泊で。ありがとうございました」
「そうか。で?何がどうなって乃愛が家出することになったんだ」
それで、真依ちゃん達との会話の内容になったことを話すと
「それはお互い様だな」
冥さんまで
「乃愛が高専に来ることを知らないはずがないだろう。京都の学長が」
あ…
「ましてや京都の学長は上層部の人間だ。学長が黙っていても京都校の人間には話が入っていただろう」
「…っ」
「まぁ乃愛が京都校の人間を好き好んでいないことくらいは分かっているつもりだったが」
「冥さん…」
「しかし、自分の姉に止められるとは思わなかったな」
「…はい…」
「で?」
で?
「どこに行くつもりなんだい」
「何時までも"彼"の家にお世話になってられないので、京都の方に」
「いいのかい?」
「はい。もう覚悟はできています」
「そうか。ならば私も何かあれば"彼ら"に話すことにするよ」
「…っはい…」
きっとこれは冥さんなりの譲歩だ。冥さんはあたしから報酬としてのお金を取られたことがない