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夢小説設定
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跡部邸に来てから早2日。
高専の皆やお兄ちゃんたちが心配していないはずないのに、あたしは今もまだ、怖くて五条家にも高専にも神奈川の家にも帰ることが出来ない
「五条」
「跡部君…」
「今日も氷帝に来てたぞ。朝から」
「…っ」
あの日からずっと氷帝に来ているらしいお兄ちゃん
「それでも、帰る気はねーのか」
「ないわ」
まだ、帰る気にはなれないんだもの
「そうか。なら何でそんな浮かない顔をしてやがる」
「え…?」
浮かない…顔…?
「本当はあの人たちの傍にいたいって顔をしながら、こんな所にいる必要ねぇだろ」
「…」
跡部君の言いたいことも分かる。分かってるつもりなの
「近々、帰るわ」
「そうか」
もう、きっとここにもいられない。でも京都にいる両親の傍に帰れば、勝手にお見合いの話を持ち掛けてくるだろう
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