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夢小説設定
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「ま、どうせ何があったって聞いたところでお前は答えねーんだろうけどよ。幸村や立海の奴らはこれで納得はしねぇぞ」
「分かってる」
だけど…
「どうして、あたしの言葉は誰も聞いてくれないんだろうって思ったの」
「あーん?」
「氷帝の幼稚舎にいた時も中等部にいた時も。立海にいる時だって、今高専にいる間だっていつもあたしが悪いみたいに言われる。
あたしが悪くて向こうは悪くないみたいになる。あたしは何も言ってない。なのにいつも」
「なるほどな」
「跡部君?」
「落ち着くまでここにいりゃいいだろ。氷帝に行けば確かに立海の奴らが今はいる。一ノ瀬だって、まだ氷帝に通ってるのも事実だ。日曜日までに決めればいいだろ。その後の事は俺様が如何とにでもしてやる」
「でも…」
「でも。なんて言葉、俺様は聞かねぇぞ」
「ありがとう」
「あぁ」
そのまま客間を使っていいと跡部君から言われ客間を使用することに。
跡部君が部屋を出てから高専の寮の自分の部屋に術式を発動させると
「何で」
お兄ちゃんもお姉ちゃんもこの部屋にいるの…?
「私があの子の言葉を否定さえしなければ、急にどこかに行くような子じゃないのに…」
!?