「で？本来のマネージャーは」

「まだ来てねぇな」

まだ来てないの？

「遅くない？」

「おせーんだよ。普通科クラスだって他の奴らだって来てる奴らだっている」

そうなんだ

「まぁいい。五条、出来んだろ？」

「出来ない事はない。けどやる気はないんだけど」

「やってもらうぞ。五条」

！？
「榊監督」

「榊先生」

そう言っている立海と氷帝の皆

「中等部はいいんですか」

「あの3人がいるからな」

若たちの事だろうか

「五条が来ることは前もって跡部から聞いていたからな」

「だから何ですか？」

「何？」

「あたしは氷帝には"2度と"来たくなんてなかった。それが何を意味するか教師である榊先生にならもうお判りでしょう？」

「何を言っている」

「まぁ、今日だけですしいいですけど。自分の受け持った生徒があたしに何を言って来たかもう忘れたわけではないでしょう？」

「…」

「「！？」」

「どういうことだ」

そう言った跡部君はまるで知らないかのようだ。まぁ知っている人間は、あたしを含め呪術高専にいる人間だけで、立海の皆も氷帝の皆もそれは知らない。
でも言って来た張本人は恐らく特進クラスにはいない。普通クラスにいるのかそれとも外部受験をしたのかは定かではない