29
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの後も体術訓練をしたあたし達はそのまま五条家へと帰ることに
「お帰りなさいませ。乃愛様」
「ただいま戻りました」
「悟様からのご伝言が」
お兄ちゃんから?
「後で聞くので、先に部屋に案内してあげて貰える?それに皆は先にお風呂に入りたいでしょう?」
そう言ったのは体術訓練で思った以上に体を動かしている体
「助かるよ」
「では先にそちらの方へご案内いたします」
そう案内してくれたのは昔からあたしにもちゃんと良くしてくれている女中さんで
「お兄ちゃんの部屋で待っています」
「畏まりました」
ここで様を付けないのはお兄ちゃんが"僕はそんな柄じゃないし、仕事をしてる人間や分家の人間なら分かるけど妹にまで様付で呼ばれたくない"なんて言うお兄ちゃんの発言があってこそ
お兄ちゃんの部屋に行くと、安心できるくらいにお兄ちゃんの匂いに包まれていて
「高専に残ればよかったかな」
なんて思ってしまった。
神奈川に来てもお兄ちゃんが来る度にこんなことを思ってるなんて情けない妹だと思うだろうか
「失礼いたします」
1/6ページ