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夢小説設定
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「ではそのようにお支度をさせていただきます。あなた達もいつまでもそのような服でいるのではなくちゃんとお支度をなさい」
そう言った女中さんはあの女の子たちにも厳しい言葉を向けていて
「先に支度してくれるかい?」
「畏まりました。椅子の方がよろしいですか?お座敷もございますが」
「椅子で大丈夫だよ。立海の子たちは座敷になんて慣れてないだろうからね」
なんて言っているお兄ちゃん
「畏まりました。悟様のお話が終わったらすぐに支度をしてくるように。いいですね」
「は、はい」
そう言って先に行ってしまった女中さん
「あれが五条家につかえる人間の鏡だよ。キミたちの母親のように乃愛がいるのにいない様な扱いはあの人はしない」
「…っ」
「行って良いよ」
バタバタと逃げ出すように元来た道を戻って行く女の子たち
「名前聞かなかったけど」
「いい。どうせ明日にはもういないんでしょ」
「とーぜんでしょ」
そう言ったお兄ちゃん
「あの女中さんはここにいて欲しいわ」
「あの人にはここにいてもらうよ。当然ちゃんと乃愛を見てくれる人はここに残したいからね」
歩きながら話していると
「乃愛様」